わたし、あなたが好き。
だけど、あなたと一緒にいる自分が嫌い。

わたしは自分を好きになりたいの。
だからわたし、あなたと別れます。

自分の一部を殺してまで、
一緒にいるなんて、意味がない。

映画『脳内ポイズンベリー』より

好きが40で嫌いが60。それでもその人が好きと言える?

誰かを好きだなぁと思うのは簡単でも、全人格的に好きになるのは難しい。それは恋人や結婚相手であっても同じこと。

100%全部を好きでいるなんて恋に恋している最中くらいのもので、好きな部分と嫌いな部分をひっくるめて受け入れながら、好きのバランスを取っているのが実際のところ。

そのバランスが崩れたとき。
例えば、好きが40で嫌いが60くらいになったとき。
それでも相手のことが好きかどうかを判断するのは、とても難しいはず。

「嫌いな部分は多いけど、それでも好きな部分だってあるし…」って自分を言い聞かせようとしたこと、誰だってあるんじゃないだろうか。

その人と一緒にいる自分のことが好きかどうか

そんなときは、相手ベースで考えない方がいい。

映画『脳内ポイズンベリー』で主人公のいちこが言っているように、“その人と一緒にいるときの自分が好きかどうか”で判断すると、本当の姿が見えてくる。

あの人はとても男らしくてカッコいいんだけど、一緒にいると高圧的なところがつらく感じる。自分らしくありたいのに、一昔前の女を求められる。あの人のことは好きだけど、一緒にいる自分は大嫌い。

これは例えだけれど、何となくイメージできるはず。恋愛だけじゃなくて、仕事でのつながりや、友だちとの関係においても同じ。その人がいくらいい人と評判でも、一緒にいるときの自分が嫌いなら、その人と距離を置くのがベター。この映画を観てから、自分はそう思うようになった。

いちこが、さんざん考えた挙句につらい思いを吐露するシーンは、涙なしには見られない。

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