専門を持たないライターは、興味の色を増やして掛け合わせる働き方を目指しては?

専門を持たないライターは、興味の色を増やして掛け合わせる働き方を目指しては?

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専門を持たない職業ライター

職業ライターとして活動していくにあたり、さまざまなクライアントから訊かれるのが「専門のジャンルはありますか?」という質問。まぁ、仕事を依頼する方からすれば当たり前の質問かもしれませんが、正直私にとっては非常に答えにくい質問です。

というのも、私は専門を持っていないからなんですね。

よくそれで職業ライターなんてやっているなと思われるかもしれませんが、ライターなどの書くことを仕事にしている人って、大きく分けてふたつのタイプがいると私は考えています。

ひとつは、先に「何か書きたい」ことがあって、その思いに従って書き始めた人。
もうひとつは、とにかく「書くこと」自体が大好きで、書かせてもらえる場があればなんでもやってみたいと思っている人。

言うまでもなく、私は後者の人間なのです。

専門がないライター=器用貧乏?

ガイアックス社のソーシャルメディアラボというブログを執筆し続けている経験から、何となく「IT系」「テック系」「ソーシャルメディア系」のライターだと思われているフシがありますが、私がIT系に仕事に携わったのは3年ほど前からで、それまではどちらかというと肉体労働をしてました。ソーシャルメディアのアカウントをつくったのもその頃ですし、IT関連の知識はここ3年ほどで詰め込んだ程度なんですよ。

正直な話、私はソーシャルメディアの専門家になりたいと思うほど興味があるわけではありません。だから今後もソーシャルメディアを専門にするつもりはありません。とはいえ、そこで培った経験や知識が受けられる仕事の幅を広げてくれたことには違いなく、やってよかった仕事だなとは感じています。

現在私は以下のメディアで執筆しています(予定、単発も含む)。

■ソーシャルメディア運用支援『ガイアックス ソーシャルメディアラボ』
■IT系に特化したリクルートのオウンドメディア『HRナビ』
■フリーランス支援に特化した弥生会計のオウンドメディア『スモビバ!』
■世界とつながるネクストマガジン『TABI LABO』(7月より正式にJoin予定)
■クリエイターの情報発信メディア『CREM』(連載内容は文学書評)
■芸能・エンタメ系ニュースメディア『TOKYO POP LINE』

いかがでしょう。それぞれの仕事には一部を除きあまり相関関係がありません。それは私が仕事を選ぶ理由が、「どうしてもこのメディアでこの記事を書きたい!」という強い衝動に動かされるかどうか、だからだと考えています。

専門を持たないからこそ縦横無尽に動けるのですが、逆に言えば器用貧乏で何を書かせても中途半端、という印象を持たれやすいデメリットもあるんですよね・・・。

「何を書くか」に飽きはきても、「どう書くか」に飽きがこない

そんなことを考えていたとき、以下の記事を読みました。

この記事では、フリーランスライターの松岡由希子さんの「色を持ちすぎない生き方、働き方」が取り上げられています。詳しくはぜひ引用元の記事を読んでいただきたいところですが、シンプルにまとめると、特定のジャンルに縛られずに自分が興味を持ったことに自覚的に取り組んでいくことで仕事を幅を広げていく、という考え方の提唱です。

こういった働き方をしている先輩ライターがいるというだけでも心強く、何か専門がなければダメというレッテルを剥がしてくれる、私にとっては救いの記事でした。

世の中には飽きっぽい性質の人が少なからずいます。

「何かひとつくらい、飽きずに夢中になれるものがあるだろう?」とよく聞かれるのですが、大抵の場合、その「夢中になれるもの」とはジャンルを指しているんですね。つまり、専門のことです。

私はそういった意味では夢中になれるものはありません。どんなに興味を持ったジャンルでも、これまでに飽きなかったことはありません。自分や社会が変わることによって、興味も移り変わっていくのです。

ただ、「書くこと」自体は飽きません。「何を書くか」に飽きはきても、「どう書くか」に飽きがこないからこそ、最初に申し上げた「書くこと」自体が好きでライターになった人の特徴なのではないでしょうか。

だから、私は無理に専門を持とうとしないことをオススメしています。私のように飽きっぽい人間は、専門をつくって飽きてしまったときに自分のアイデンティティを崩壊させてしまいます。

やたら専門を求める世間の声に迎合せず、興味をもったいろんなことを掛け算して組み合わせながらライターとしての色を増やしていくのも、ひとつの生き方・働き方なんじゃないかなと思いますよ。


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