「咳」や「くしゃみ」が舞台を台無しにする事実と向き合うために。

鑑賞するマナーとは?

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 静かな舞台やコンサートでは咳をしてはいけない?

この記事を読みました。

入江雅人 観客の咳に“苦言”で賛否「経験のないレベル」 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
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舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」(29日千秋楽、大阪・シアターBRAVA!)に出演中の俳優・入江雅人(51)が26日、自身のツイッターを更新。観客の咳(せき)に“苦言”を呈したところ、賛否両論の波紋を呼んだ。 

特に入江雅人さんの発言をどうこう言うつもりはないのですが、以前からこういったことについて、いったいどちらが正しいのかに興味がありました。つまり、静けさがとても重要な舞台やコンサートで咳やくしゃみをするのは「悪」なのかどうか。

元記事によりますと、入江さんはこのように述べられています。

「この繊細な舞台は静けさが、とても大切だからこそ少しでも状況が改善できないかとツイートした。別に咳をした人を責めたりだとかそういうことじゃない。1人2人じゃなくて、経験のないほど、凄まじいレベルだから何とかならないかと思うのは役者の傲慢とかそういうことじゃない。良い舞台をやりたいだけだ」

マナー

きちんの入江さんが仰っていることを聞けば、けして舞台中に咳をしている人に対して「咳をするなら舞台に来るな」と言っているわけでないことは分かります。時折聞こえるひとりふたりの咳ではなく、ベテランの入江さんが驚くほどの凄まじいレベルであったそうで、いい芝居をするために仕方なく苦言を呈したということなのでしょう。

入江さんが釈明の言葉を延べて事態は終結したようですが、私は今回の件そのものにはあまり興味はなく、そもそもの「舞台」や「コンサート」など、特に静寂や空気感が重要なイベントごとで咳やくしゃみをすることは「悪」なのかどうかについて考えてみたいと思い、記事にしてみました。

咳やくしゃみがイベントを台無しにすることもある

私はライブが大好きです。しかも激しいロックや、観客が踊り出すような激しいライブが特に好きなんです。そういった場では多少の咳やくしゃみなど、爆音に掻き消されてしまいます。

なので遠慮なくはしゃげますし、息切れして咳き込んだとしても大体の人は気にしません。マキシマムザホルモンや髙橋優さんが該当しますね。↓

高橋 優「現実という名の怪物と戦う者たち」PV! – YouTube

逆に、クラシックギター1本とウィスパーボイスでの歌声をウリとしているような静寂のコンサートも好きで、たびたび足を運びます。

私がここ3年ほど熱心に推している青葉市子さんなんかがまさにそうです。↓


青葉市子 – 機械仕掛乃宇宙(20131125) Shibuya WWW – YouTube

後者のコンサートはまさに静寂さがウリ。衣服がこすれ合うような小さな音ですら、鳴らしてはいけないと感じるほどの静寂。無音よりも静かと言えるでしょう。両手でも数えきれないほどコンサートには行っていますが、場違いな咳やくしゃみが、音に聴き入っている最中の私にとって最悪なノイズとなって聴こえてくるときもありました。正直、冷めてしまいます。

マナー

もちろん私だって、やむにやまれず咳き込んでしまったことはあります。申し訳ないなと本当に思いますね。その咳が演奏を台無しにしてしまったと感じるからです。そういうこともあり、私はあまりに体調が悪いときには無理に行かないようにしています。

これは当然舞台でも同じで、特に「間」が重要な会話劇では、ノイズを最小限にしたいと思うのは至極当然のことでしょう。しかしそのノイズが生理的な現象によるものであればどうでしょうか。ある程度はコントロールできると思いますが、突発的に催すこともあるでしょうし、抑えるのが間に合わないことは十分に考えられます。

演劇は観客も役者も同じ空間で芝居を作る一員

あまり言いたくないことではありますが、赤ちゃんの泣き声もこれに含まれると思います。別に、電車で泣く赤ちゃんに対してイライラするというわけではありません。赤ちゃんなんて泣くのが仕事なんだから、仕方のないことだとわかっています。ただそれがコンサートやライブ・舞台・映画などでは話が変わってくるんですよ。

「生理的な現象による咳やくしゃみは抑えきれないこともある」と分かっていても、感じ入っていた演劇や映画を台無しにされた事実や気持ちが消えるわけではありません。しかし同時に仕方ないことであることも分かっている。そんな複雑な心境になってしまうからこそ、元記事のように入江さんは苦言を呈してしまったのかもしれません。

マナー

人によってノイズと感じる音は違うでしょうし、全く気にならない人もいるでしょう。私はかなり敏感な方で、映画の泣けるシーンでデッかいくしゃみをされたら殺意すら湧くと思います。一概に言えることではないですから、すぐに解決できる問題ではないでしょう。

元記事の最後にとても納得のいくコメントがありましたので紹介します。

「演劇は観客も役者も同じ空間で同じ芝居を作る一員だというくらいの気持ちで観ています。実際客席の様子が演技に良くも悪くも影響することは多いと思います。入江さんのおっしゃることは何も間違っていないと思います」

そう、これくらいの気持ちで望めばいいだけなのかも知れませんね。
咳やくしゃみが「悪」ではないですが、お客様なのだからと胡座をかかず、抑える心構えだけは持っておきたいものです。


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