貫地谷しほり × 木村文乃 『マザー・ゲーム 第3話』 誰だって、家族に言えない偽りの姿がある。

貫地谷しほり

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偽りの幸福、束の間の優越

■第2話についての記事はコチラ↓
安達祐実 × 上地雄輔 『マザー・ゲーム 第2話』 親は、子を愛し過ぎる故に過ちを犯す

やってきました、何かと報われない役の多い貫地谷しほりの回です。

ギャンブル依存症の由紀(貫地谷しほり)は、娘を受講料が150万円もする塾に通わせたいがため、足りない学費を補えればとパチンコに浪費しはじめます。たまに勝つこともあるけれど、結果をみれば見事惨敗。こさえた借金を支払うため、ついに夜の世界で働くことを決める由紀

数々のセレブが通うこの名門幼稚園で、希子(木村文乃)のようなシングルマザーは例外として、由紀は自分だけが本質的にセレブでないことに苦しんでいます。何もない自分は、我が娘をいい幼稚園に入れていい学校に入学させ、いい就職をしていい結婚をさせることでしか、アイデンティティを保てない。

貫地谷しほり

それが虚栄に過ぎないことも薄々わかっていながら、それでもその細い希望にすがるしかない由紀に共感する人も多いんだろうなと思います。むしろそういう役割として存在しているんでしょう。

どちらかと言うと庶民の私たち寄りである希子・由紀がメインの『マザー・ゲーム』第3話。どんな物語だったのでしょうか?

あらすじを振り返ってみましょう。

第3話・あらすじ

ある朝、希子(木村文乃)は毬絵(檀れい)から塾の体験学習に誘われる。受験するつもりもないからと断る希子だったが、そのことは幼稚園の母親たちの間でも話題になっていた。

そこは園長の双子の妹・フネ(室井滋)が塾長をしている業界でも有名な塾で、受講料がなんと150万円!特待制度があると聡子(長谷川京子)から聞いた由紀(貫地谷しほり)は、自分の娘も体験学習に行かせて欲しいと申し出る。

貫地谷しほり

そんな由紀は無理してセレブを装ってきていたが、ついにお金の遣り繰りが出来なくなりパチンコに通うようになっていた。希子はパチンコをしていてお迎えを忘れた由紀を非難するが、逆に由紀から誰にも一個も嘘をついていないのかと詰められてしまう。

一方、まだ儲けが出ず悩み続けている希子の店に、いつもの男(豊原功補)が現れ、老人ホームのイベントでのケータリングを依頼する。人手が足りないと分かりつつ、報酬が10万円と聞き引き受けた希子。だが、その日は陽斗(横山歩)の幼稚園で親子参加の行事が予定されていた。

そして当日、希子がケータリングを準備していると、秀徳(岡田義徳)が手伝いに現れるのだが…。

マザー・ゲーム公式ホームページより

家族の間に『秘密』があってはいけないのか?

セレブなママたちが名門幼稚園で見せている顔は仮面にすぎません。ひとたび家に帰れば姑からのモラハラ地獄に陥るママがおり、ストレスや虚栄心からギャンブルにハマってしまう依存症ママがおり、自分を鳥籠から出して羽ばたかせてくれる男との不倫に片足をつっこんでしまったママもいます。

要するに、この幼稚園は『ウソと虚飾で塗り固められた王国』のようなものです。仮面をかぶったままウソをついて生きるとは、なんて気持ち悪い空間なんだと思うかもしれません。

しかし、人間関係に全くウソが介在しないなんてあり得るんでしょうか?

お受験戦争

例えば仕事。

どんなに社員同士の関係が良好でも、全てをさらけ出して生きている人がいるとは思えません。もちろん限りなく正直にさらけ出そうとする人はいますし、どちらかというと筆者もそういう人間なので理解はできます。

しかし、自分を鼓舞するためにウソで自分を奮い立たせることはありますし、自分の能力を過信しできもしない難題を目標にしてみたり、良くも悪くも着飾ろうとする思いは誰しもが持ち合わせるものでしょう。

家族って、なに?

例えば家族。

「空中庭園」という日本映画(原作は小説)がありますが、これは「家族間に隠し事はないことが、理想の家族である」という信念を実践しようとして崩壊していく家族の物語でした。家族の間に秘密があってはならない。本当にそうあるべきでしょうか?

家族といっても人間同士。わかりあえないこともあるし、知られることで生きづらくなるような秘密を抱えていることもある。大体、他人を完璧に理解することなんて絶対にできません。自分のことですら完璧にはわからないのに、「家族だから」という理由で、隠し事に理解を示してもらえるとは限りません。

幼稚園で教わった「嘘をついてはいけません」という言葉。

そんなことはわかっているんですよ。それでも、わかっていても守り通さなければならない嘘があるものなんです。

由紀は自分が抱えた隠し事が、本当は守るべきものではないことをわかっています。このままではいけないことも、どうにかしなきゃいけないことも。それでも目の前の現実から目を背けたくなってしまう弱い生き物が、「人間」というものなんでしょう。

貫地谷しほり

悪しきママカーストにいるかぎり、由紀はこの呪縛から抜け出せない。一筋の光は希子がもたらしてくれるもかもしれませんが、シングルマザーを良くも悪くも過剰に扱うのはやめてほしいと思いますね。

「希子がいればこの幼稚園は変わる」ではなく、「希子いなくなってもこの幼稚園は変えられる」ということに皆が気づく結末でなければ、このドラマは安っぽいありがちな物語に終始してしまいます。

そうならないことを祈りつつ、次の話を楽しみに待ちましょう。

■第2話についての記事はコチラ↓
安達祐実 × 上地雄輔 『マザー・ゲーム 第2話』 親は、子を愛し過ぎる故に過ちを犯す

おまけ:360度どこからみてもかわいい木村文乃

主演の木村文乃が好きすぎて困っています。そうですねぇ、どっかの曲がり角で偶然ぶつかって恋が始まらないかと妄想するくらいには好きですよ。

第3話にもステキなカットがいくつもありましたので、YouTubeにアップされている公式ページの予告編から、木村文乃の美しいスクリーンショットをお送りします。

木村文乃

木村文乃

木村文乃

木村文乃

木村文乃


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