SNSで拡散される「もし、あなたが今、いじめられていたら、とにかく逃げなさい」というメッセージ。子どもたちに具体的な逃げ方を教えよう!

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いじめられたら、とにかく逃げろ!

川崎市で起きた、中学1年生の上村遼太くんがいじめの末殺害された事件。あの事件から1ヶ月以上が経ち、犯人グループが捕まっていることから早くも風化の兆しを見せはじめているように思います。

そんな中、2006年に書かれた「いじめられていたら、とにかく逃げろ」という強いメッセージがTwitterなどのSNSで拡散されています。これは劇作家・演出家の鴻上尚史さんが発信したメッセージで、元々は朝日新聞の求めに応じて書かれた文章だそう。

現在週刊SPA!のHPにその記事が掲載されているので、Twitterなどで興味をもった方はぜひご覧になってみてください。

逃げる前に「遺書」を書き、台所に置いて、学校に行かず、一日中、ブラブラして、大人達に心配をかけて、「死に切れなかった」と言って戻ってきなさい。それでもダメなら、学校宛てに、あなたをいじめている人の名前書いて送って、そして、その学校から逃げなさい。大人だって、会社が嫌なら逃げているのです。逃げることは恥ずかしいことではありません。逃げて逃げて、逃げ続けるのです。

大丈夫。この世界はあなたが思うよりはるかに広いのです。どこかの山にも南の島にも、あなたが生き延びられる場所はあるのです。とにかく逃げなさい。

こういった内容が書かれていました。

大人は会社から逃げられるのに、子どもは学校から逃げられない?

「逃げる」ことを否定的に捉える人は多いですよね。「徹底的に戦え!乗り越えろ!」なんて威勢よく煽る人もいますが、これは戦時教育の悪しき習慣なのでしょうか。敵前逃亡は恥、みたいな。

いじめ

鴻上さんも書かれてますが、大人は逃げられるんですよ、会社や仕事から。どうしてもつらくなったら退職することもできるし、理不尽なことからは逃げられるようになっているんです(もちろん、逃がさないブラック企業なんかもありますが)。大人は逃げてもいいのに、なぜ子どもは逃げてはいけないのか。勝手すぎると思いませんか。

そもそも、子どもには居場所がそんなにありません。多くの場合、家庭と学校しかないのです。大人に相談しろと言われても、子どもが関わることのできる大人なんて親か先生くらいのもの。もしいじめで学校に居場所がなくなったのなら、家にいるしかありません。逆もありえますね。家に居場所がなかったら、学校にいくしかありません。子どもには「選択肢がない」のです。

いじめからの逃げ方に、一般論や抽象論は無意味

だから私たち大人ができるのは、「逃げ方を教えること」なんじゃないでしょうか。大人に逃げろと言われても、子どもはどう逃げればいいのかわかりません。鴻上さんは逃げ方を提示されています。遺書を書いて机に置いておく。いじめた人の名前を学校に送りつける。非常に具体的です。

もはやいじめに対して一般論や抽象論は意味をなしません。いじめにあって苦しんでいる子どもの中には、思考停止に陥っている子もいるでしょう。手を差し伸べることのできる大人は、具体的な逃げ方を伝えましょう。1週間後に良くなる方法なんて子どもは求めていません。今すぐ役に立つアドバイスが必要なんです。

いじめ

思えば私が中学でいじめにあっていた頃は、家に居場所があったから何とかなっていたんですよね。もし家にも居場所がなかったら……考えるのも恐ろしい。でも、世の中には学校にも家庭にも居場所がない子どもはいます。その子どもを助けられるのは、決して努力信仰や根性論ではありません。私たち大人は、そろそろそのことに気づかなければならないでしょう。

いじめと君

朝日新聞デジタルの「いじめと君」というコンテンツ内には、様々な著名人が寄せたいじめに対するメッセージが掲載されています。特に漫画家の西原理恵子さんが発したメッセージは、鴻上さんのものとかなり近い印象を受けました。素晴らしいメッセージだと思います。

そのメッセージは、このように始まります。

うそをついてください。

まず仮病(けびょう)を使おう。そして学校に行かない勇気を持とう。親に「頭が痛い」とでも言って欠席すればいい。うそは、あなたを守る大事な魔法(まほう)。人を傷つけたり盗んだりするのでなければ、うそって大事よ。これからも、上手(じょうず)にうそついて生きていけばいいんだよ。

ぜひ、読んでみてください。そしてぜひ、拡散してあげてください。

いじめと君

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