伝説のロックバンド『GO!GO!7188』の解散から今日で3年、今再びその魅力について熱く語ってみる

GO!GO!7188

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解散から3年、喪失感からの脱出は未だ…

今からちょうど3年前の2012年2月10日。音楽業界から衝撃的なニュースが発せられました。

『GO!GO!7188、解散』

青春時代をGO!GO!7188の音楽と共に過ごし、それぞれの曲と過去の思い出がリアルに結びついていることも多かっただけに、多大なる喪失感を味わいました。というかその喪失感は、3年経った今でも未だに残っています。

解散の報を聞いた後の1年程は、その喪失感故に生きる気力すらも半減していました。

もう新曲を心待ちに過ごすことができない。
もう2度とライブに参戦することもできない。
そんな人生に意味があるんだろうか・・・?

大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい自分の人生に深く食い込んでいた音楽だったんです。むしろ、それ程までに愛する音楽を見つけられただけでも、幸せ者だったのかもしれませんね。

ソロ活動にGO!GO!7188の面影を探す日々

3人のメンバーは解散後も精力的に音楽活動を続けています(ベースのアッコは少々活動に謎が多いのですが)。その中でも、ボーカルのユウちゃんが解散後に本格活動し始めたバンド・チリヌルヲワカのライブにはよく足を運びました。

「ました」と過去形にしているのは、2014年以降ライブに行かなくなってしまったからです。

チリヌルヲワカの音楽が嫌いになったわけじゃないんです。むしろユウちゃんの世界観が存分に発揮されているバンドなので、その音楽性に引き込まれることもあります。

ただ、どうやら私は無意識に「GO!GO!7188の代わり」となる音楽を探して求めていたんですね。チリヌルヲワカにその音楽性を求めてしまっていた。しかしチリヌルヲワカを聴いたことのある方ならわかるかと思いますが、決してGO!GO!7188を彷彿とさせる音楽を奏でているわけではありません。

その耐え難い相違に気付き、ライブに行くことを止めてしまいました。

そもそもGO!GO!7188が解散した理由は、ボーカルのユウちゃんが「活動に限界を感じた」ために脱退したことによるもの。チリヌルヲワカにGO!GO!7188の音楽性を求めること自体、間違っていたんですね。だからチリヌルヲワカのライブに行かなくなってしまったのは私の問題です。

代わりなんていない、永遠の存在だから

私にとってGO!GO!7188の音楽は、青春であり、友人であり、ライバルであり、そして人生そのものでした。つまり「永遠」の存在なんです。代替物を探すこと自体間違っていたのでしょう。私はこの愛すべきバンドを、ただ永遠に愛でつづけるべきだったんです。

まだ喪失感から脱しきれていないものの、確固たる存在としてのGO!GO!7188と、彼女たちに影響を受けて育った新しいロックバンドたちを切り分けて楽しむくらいの余裕はできました。以前はチャットモンチーやねごと、赤い公園といったロックバンドにGO!GO!7188の面影を探していましたが、今ではそれもなくなりました。

これからも2月10日を迎えるたび喪失感に苛まれることになるでしょうけれど、少しずつその辛さもなくなっていくでしょう。きっとゼロにはなりませんが、そんな想い出を心に残したまま生きていくのも、案外悪くないかもしれません。

2015年2月10日、そんなことを考えながら執筆しました。

GO!GO!7188は『永遠』です。

全く知らない人のためのGO!GO!7188物語

想い出に浸りながらGO!GO!7188について語ってきましたが、今の若い方の中には、ひょっとするとこの伝説のロックバンドを知らない人もいるかもしれません。

ここからは、GO!GO!7188の代表的な音源とともにエピソードを紹介してみようと思います。全く古びていないその音楽を、少しでも多くの人に遺したいという思いで…。

音楽業界に異物混入! 超天然GSキュートパンクバンド

GO!GO!7188公式ホームページより

GO!GO!7188公式ホームページより

2000年6月28日にメジャーデビューしたGO!GO!7188は、ボーカルのユウ(中島 優美・中央)・ベースのアッコ(野間 亜紀子・左)・ドラムのターキー(細川 央行・右)によるスリーピース・ロックバンド。ほぼ全ての楽曲は作詞をアッコが、作曲をユウが担当しているのが特徴です。

デビューに先駆けること2年前の1998年6月に、鹿児島県立松陽高校の同級生であったユウとアッコが中心となって、GO!GO!7188の前身となるガールズバンドを結成をしていました。ターキーはメジャーデビューする際に加入したメンバーです。当初メディアにはほとんど顔を出さなかったターキーは、GO!GO!7188のサポートメンバーだと思われていたくらい認知度が低かったそうですよ。

メジャーデビューは突然に

メジャーデビュー第1弾シングルがこの『太陽』。


荒削りながらも、GSサウンドを基板とした音楽スタイルはこの頃からすでに確立されていました。サビ後のユウちゃんのソロギターがとにかくカッコいいんですよね。ファンにも人気のある曲で、ライブでよく演奏されています。私はここからすでにGO!GO!7188のファンだったので、かなり思い出深い曲となっています。

同年にファーストアルバム『蛇足歩行』が発売。これは歴史的名盤ですよ!

トガリまくった楽曲ばかりで、ヘタに触れると怪我しそうなくらい。今でもリピートしてよく聞いています。年をとって変に丸くなって落ち着いてしまったなぁ・・・と嘆いたときにぜひ聴いて欲しいですね。いつまでもこういった気持ちを大事にしておきたい。

このアルバムには前述の太陽と、他2枚のシングル曲が収められています。
ひとつがこの「ジェットにんぢん」。


「なんだよ、ジェットにんぢんって!?」というツッコミは折込ずみです。ライブで大いに盛りあがる曲なんですよね。

スマッシュヒットを記録した「こいのうた」

そしてもうひとつが「こいのうた」。この曲でGO!GO!7188を知った人が多いんじゃないでしょうか。当時私は高校生でしたが、女生徒がこの曲の歌詞に涙を流していたことを思い出します。


タイトル通りズバリ「恋の歌」で、刺々しい楽曲ばかりだったGO!GO!7188らしからぬ優しいメロディと歌詞に少々驚きましたが、単純に良い曲です。今でも普通にカラオケで歌われますし、ラブソングの定番になりましたね。そういえば恋愛コンピレーションアルバムなんかにも収録されたりしています。

古き良き歌謡曲テイスト「あぁ青春」

その後もコンスタントにシングルを発表し順調に認知度を上げていくGO!GO!7188。私がもっとも好きな曲「あぁ青春」が6枚目のシングルとして発売されました。


当初よりそんな傾向はありましたが、古き良き歌謡曲のテイストをふんだんに盛り込んでいるのがGO!GO!7188サウンドの特徴。『あぁ青春』はその代表曲と言えるんじゃないでしょうか。

とにかく好きでよくカラオケでも歌います。このPVのユウちゃんが死ぬほど可愛くて悶絶していたことをよく思い出しますし、よく考えたら今でも悶絶しているので相当好きなんだなと再実感。

和風ロックバンドとして確立した「浮舟」

2002年、テレビなどのメディア露出が格段に増えたのがこの頃で、GO!GO!7188が和風ロックバンドとしての名を上げた曲「浮舟」のヒットがそれを後押ししました。イントロが実にカッコいいこの曲、当時よく耳にしたんじゃないでしょうか。


翌年2003年に発売した3rdアルバム『鬣』が初のオリコントップ10入り、自己最高の売上を記録しました(初登場5位)。この翌年2004年には初となる日本武道館公演を成功させ、GO!GO!7188がおそらく世間的に一番知られていた時期となりました。

ヒットしたが故のソロ活動

そしてこの一番忙しかったであろう時期に、各メンバーはソロ活動を始めていました。ヒットを飛ばし続けて不安になったのでしょうか?持ち上げられている時ほど、自分の作品に注意を払うというのは非常に重要なことだと思います。その点GO!GO!7188は賢明だったと言えますね。

ユウちゃんのソロアルバム「てんのみかく」

ちなみに2004年に発売されたユウちゃんのソロアルバム「てんのみかく」は、私の人生で聴いたもっとも優れたアルバムトップ3に入る大傑作です。収録曲はユウちゃんが現在活動しているバンド・チリヌルヲワカでも時折演奏されており、その世界観に圧倒されることは間違いありません。ぜひ聴いてみてください!


ベストアルバムとアメリカツアー

武道館以降、GO!GO!7188をテレビメディアで目にすることは少なくなりました。それは決して人気がなくなったというわけではなく、彼女たちの音楽への向き合い方が変わったということなのかもしれません。

大衆ウケするような曲づくりをすることはなく、自分たちが良いと思う曲をつくる。それを貫いたのがGO!GO!7188だったと私は思っています。それだけに「竜舌蘭」・「パレード」・「569」と続くオリジナルアルバムは、売り上げ的な意味で言うと全盛期より落ちていますが、GO!GO!7188でないと味わえない音楽性の確立にはもっとも貢献しているアルバムたちなんじゃないでしょうか。

それらの合間に初となるベストアルバム『ベスト オブ ゴー!ゴー!』も発売され、なんとなくここで一区切りついたような気がしますね。

2007年にはアメリカツアーを敢行・成功させ、今に至るまでGO!GO!7188のサウンドが海外でも人気を博しているのは頷けます。海外遠征だからといって海外ウケする曲をつくるでもなく、あくまでGO!GO!7188の音を届けていたんですよね。

ヘンテナプロジェクトは、アルバム『アンテナ』があってこそ

自分の音楽を向き合い続けるGO!GO!7188。2009年に発売された7枚目のアルバム「アンテナ」との出会いが私の人生を変えました。

このブログのプロフィールページにも書きましたが、GO!GO!7188がアルバム「アンテナ」をひっさげて敢行したライブツアーの名前が“ヘンテナツアー(2009年3月-2009年8月)”という名前だったんですね。

プロフィール
HENTENNA PROJECT(ヘンテナプロジェクト)とは? 世の中の変わったこと・おもしろそうなことにアンテナを張り、情報を発信してい...

「アンテナ」というアルバム自体がとんでもなくクオリティの高いロックの名盤であるとともに、ツアー名に掲げられた「ヘンテナ」という何とも言えない弱々しさの言葉に影響され、自分の中で「アンテナ=ヘンテナ」という単語がかなり強い意味を持つ存在になりました。

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フリーランスを始める上で「ヘンテナ」をプロジェクト名に使用したのは、半ば必然だったのだと思います。もしくは天啓ですね。愛すべきバンドにあやかった名前を付けられて私は幸せです。

センスあふれるツアータイトル

余談ですが、GO!GO!7188のライブツアータイトルは4文字であることが多く、そのセンスがまたステキなんです。いくつか例を挙げると、

まるのみ2000(2000年12月)
さぶいぼ2001(2001年1月)
とのさまツアー(2001年5月)
あらじおツアー2002(2002年1月 – 2002年3月)
もりじおNIGHT(2002年3月3日)
ぐしけんツアー白麹の巻・黒麹の巻(2002年8月)
うまのりツアー2003(2003年3月 – 2003年4月)
ごんぶとツアー(2004年11月 – 2005年1月)
ツアー オブ やまもり(2006年3月 – 2006年4月)
ツアー オブ とくもり(2006年5月)
みちづれツアー(2006年11月 – 2007年1月)
アメリカTOUR(2007年3月)
まなつのツアー(2007年7月)
すごろくツアー(2007年11月 – 2008年1月)
おまたせツアー(2008年10月 – 2008年12月)
ねんまツアー(2008年12月)
ヘンテナツアー(2009年3月 – 2009年8月)
GO!GO!7188 たこやきツアー 〜たこやきの中にたこを探して〜(2009年10月 – 2009年11月)
ねんまツアー09(2009年12月)

こんな具合です(笑)

ラストアルバム「Go!!GO!GO!Go!!」は、今思えば解散を象徴していたのかも

話が逸れました。GO!GO!7188に話を戻しましょう。

アルバム「アンテナ」に収録されたシングル曲「ふたしかたしか」をもって、GO!GO!7188はシングルを発売しなくなります。音楽電子化の波を受け、音楽流通の仕組みに変化が起きはじめた頃でもあります。GO!GO!7188も惑っていたのでしょうか?

そして翌年発売されたアルバム「Go!!GO!GO!Go!!」。バンドを象徴するかのようなタイトルですが、この時はまさかこのアルバムがラストアルバムになるとは思いもしませんでした。

しかし今考えれば考えるほど、「Go!!GO!GO!Go!!」が解散前の最後のアルバムであってよかったなぁと思います。それくらいこのアルバムは集大成感があり、全精力をブチこんだような躍動感があり、メジャーデビュー当初のような荒削り感が含まれていたんです。

もちろん解散してほしかったわけではありません、今となってはそう感じるということです。そう思わないと踏ん切りがつかない、ということもありますが…。

解散発表も突然に

アルバムをひっさげた「Go!!GO!GO!Go!! Tour(2010年6月 – 2010年8月)」で全国23ヶ所を巡った後、GO!GO!7188として活動は息を潜めました。その間ボーカルのユウちゃんはサイドバンド・チリヌルヲワカの活動を本格化させていきます。それから2年、インターネット上で突然GO!GO!7188の解散が発表されました

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有志が運営していたファンブログも次々と更新が途絶えていき、解散ライブを行なわずに消えていこうとするGO!GO!7188はファンに対して不義理だという声もにわかに聞こえてきました。公式ホームページに解散に向けてのメッセージは掲載されているものの、これまでメンバーの口から直接真意が告げられることはありませんでした。

多くのファンが未だにGO!GO!7188の解散を受け入れることができないのは、存外ここに問題があるのかもしれません。復活を望む声も大きく私もそれを期待していないわけではありませんが、正直解散に際してはもう少しファンの思いを汲みとった発表や行動をして欲しかったなと思っています。

それでも、GO!GO!7188は永遠に

長々と書いてきましたが、それでも私はGO!GO!7188が大好きです。というか、もう好きとか嫌いとかの次元じゃなくて「人生そのもの」ですから、切り離すことなんてできません。

もう新曲を聴くことはできませんが、世の中には多数の音源と映像が残っています。私ができることは、昔日本の音楽界に存在したクールなスリーピース・ロックバンドについて、語り継いでいくことだけだと思っています。

学生時代にGO!GO!7188の音楽に触れてミュージシャンを目指した人(特にガールズロックバンド)は本当に多いんですよ。チャットモンチーなんてまさにそうですからね。

これからもGO!GO!7188に憧れる将来のミュージシャンがいればいいなと、心の底から思います。

GO!GO!7188

余談:GO!GO!7188ファンが暗証番号に使用する4桁の数字は、きっと「7188」が多かったんだろうな。今思えば私も7188にしていた時期がありました。好きすぎる故の行動ですが、危なすぎますね、これは…。

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