失恋で落ち込んだときこそ、中島みゆきを聴こう!

悲しい歌でも笑顔で歌え

スポンサーリンク
スポンサードリンク

失恋で落ち込んだときこそ、中島みゆきを聴こう!

…いや、別に私が失恋したわけじゃないんですけどね。

道ならぬ恋で痛手を負った知人が悩んでいたので、「そんなときは中島みゆきを聴くといいよ」とアドバイスしてみたんです。真意を理解してくれていればきっとV字回復してくれると思うんですが、その人が中島みゆきの歌詞の深さを上辺だけなぞってしまうような人間であれば、逆に私は恨まれるかもしれません。

ちなみにこれは、以前私が仕事で悩んでいたときに信頼の置ける人からかけてもらった言葉なんですよ。「上手くいかなくて落ち込んだときは中島みゆきが効くよ」って。

オススメしてもらった曲は『時代』。もちろん知っている曲です。何しろ音楽の教科書に載っているレベルですからね。しかしよく考えると、当時はその歌詞の深さを大して考えずにいた気がします。それこそ上辺をなぞるように歌っていました。

大人になって挫折を知り、苦悩の日々が続いたときにはじめて歌詞を理解しながら「時代」を聴きました。泣きましたねー、それはもう激しく。

今はこんなに悲しくて
涙も枯れ果てて
もう二度と 笑顔には
なれそうも ないけど

そんな時代も あったねと
いつか話せる 日が来るわ
あんな時代も あったねと
きっと笑って 話せるわ
だから 今日は くよくよしないで
今日の風に 吹かれましょう

まわるまわるよ 時代は回る
喜び悲しみくり返し
今日は別れた 恋人たちも
生まれ変わって めぐり逢うよ

全然難しいことは言っていないし、読むだけなら小学生でもできる。でもこの包み込まれるような優しさは、傷ついた人にしかきっとわからない。

歌い出しのどん底っぷりから、ゆっくりとすくい上げてくれる優しさ。これを感じ取れるようになれば「もう大丈夫!」って気持ちにようやくなれるんじゃないでしょうか。

ちなみに中島みゆきの歌には切なく苦しい曲が多いのは確かですが、そんな曲ほど笑顔で歌わなければなりません。トップに掲載した動画キャプチャの中島みゆきを見てください。『時代』を歌う表情は笑顔です。この曲に限らず、コンサートで観る中島みゆきの表情は、意外にも笑顔が多いんですよ。

メッキでごまかしても、何の解決にもならない

無理に気分を前向きにさせようとする底の浅い歌でごまかそうとしても、それは所詮メッキでしかない。立ち直ったように見えても、ふとした衝撃で簡単にメッキなんて剥がれ落ちてしまいます。

落ちかけた心は一旦底まで落としてしまった方がいいんですよ、きっと。

落ちきってしまえば、後は上がるしかないんですから。

もしも傷口が開いてたとしたら、ひょっとすると塩を塗りこむようなことになるのかもしれません。でも、痛みを感じたときにいつも鎮痛剤を飲んでいては、真の痛みから目を逸らすことになってしまう。痛みの原因と闘わなければ解決にはならない。

心に刺さる応援歌『ファイト!』の歌詞にこんなフレーズがあります。

私、本当は目撃したんです 
昨日電車の駅 階段で

ころがり落ちた子供と 
つきとばした女のうす笑い

私、驚いてしまって 
助けもせず叫びもしなかった

ただ恐くて逃げました 
私の敵は 私です

私の敵は、私。

そう、歌でもなんでも「何かをしてもらっている内は、真の解決にはならない」ものなんです。自分の心と対峙して、最終的には自分自身が原因と闘わなければならない。その後押しをしてくれるのも、中島みゆきの歌が持つ力なのでしょう。

『わかれうた』の歌詞は若干25歳で書かれた

冒頭の失恋話ですが、私がオススメした内のひとつが名曲『わかれうた』でした。数ある中島みゆきの歌の中でも、抜群に言語能力の凄まじさが発揮されている曲だと思います。

道に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好しじゃ ありません

別れの気分に 味を占めて
あなたは 私の戸を叩いた
私は別れを 忘れたくて
あなたの眼を見ずに 戸を開けた

わかれはいつもついて来る 
幸せの後ろをついて来る
それが私のクセなのか 
いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

歌い出しの強烈さもさることながら、サビの切なさに心が掻き乱されそうになりませんか?この味わい深い、まるで短編小説のような歌詞を若干25歳で書いているなんて、私の人生からは想像もできません。

私がアドバイスしたその人が、中島みゆきを聴いてくれたのか、そしてそれで立ち直ったのかどうかはわかりません。結局「立ち直るかどうか決めるのは自分次第」なのですから。


スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサーリンク
スポンサードリンク