ほぼ日刊イトイ新聞の収益モデルは「誰もやっていないこと」から産み出された

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ほぼ日刊イトイ新聞の収益モデル

この記事を読みました。

ポーター賞企業に学ぶ、ライバルに差をつける競争戦略:初志を貫く! 広告で収益を上げない東京糸井重里事務所 (1/3) – ITmedia エンタープライズ

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私が敬愛するライターのひとり、糸井重里。言葉づかいのセンスが神レベルで、私がライティングの仕事・言葉を紡ぐ仕事に携わろうと決めたのは、糸井さんの影響が大きいのは確かです。

その糸井さんが代表を務める会社が「東京糸井重里事務所」。同社が運営するWebサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』の名前を知らない人はいないでしょうが、そのほぼ日がどういった収益モデルで成り立っているのかを知っている人は、案外少ないかもしれません。

ほぼ日刊イトイ新聞 – 目次 

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それはスタッフお揃いのTシャツから始まった

黄色を基調としたデザインが印象的なほぼ日。1998年というインターネット黎明期から運営が始まったほぼ日は、もともと「事業」として始めたわけではなかったこともあり、当初は糸井さんがやっていた広告の仕事やメディア出演、ライティングの仕事などで得た収益を元手に社員を食わせていたそうです。

どうせ事業としてやっているわけでないのなら、自分の思い通りにしたいという観点から、バナー広告から得られる収益の魅力を横目に一度もほぼ日には広告を載せなかったというのがすごい。事業として「何をするか」というのはとても大事な事ですが、同時に「何をしないか」を決めるのも重要です。インターネット黎明期で何が当たるのかもわからないような手探り状態にも関わらず、「広告は載せない」という選択を貫けたのは、糸井さんが長く広告業界いたからわかることだったのでしょうか。

とはいえ従業員を抱えている以上、給料は払わなければならない。ほぼ日の収益化モデルは偶然の産物だったそうです。もともとはスタッフお揃いのTシャツをつくろうということで企画したところ、読者にも売ってみたら面白いんじゃないかということでサイト上に通信販売ページをつくってみると、なんと3,000枚以上の申し込みがあった!これを機にオリジナルのハラマキ、永久かみぶくろ、手帳等、少しずつ商品を増やしていったそうです。その中でも「ほぼ日手帳」の大ヒットは記憶に新しいでしょう。

Tシャツ

通販専門サイトでもないのに、年商28億円!

私は2007年からずっとほぼ日手帳を使い続けています。それまではクォバディスやフランクリンプランナー、モレスキン等を年ごとに換え、完全な手帳ジプシーに陥っていました。そんな中、LOFTでふと手に取ったほぼ日手帳に一目惚れし、結果8年間使い続けているわけですから大したものですよ、この手帳は。昨年は大きいサイズのカズン、今年はスタイリッシュなビジネスに鞍替えはしたものの、「ほぼ日手帳」というブランドからは離れられそうにありません。

これらの物販で年間28億円を売り上げているというのだから、驚きを隠せません。決して通信販売専門サイトではないにも関わらずこの売上なのですから、恐るべし。

誰もやっていないことをやる

ほぼ日がなぜ成功したか?それは単純で「誰もやっていないこと」をやっているからです。規模からいっても、東京糸井重里事務所は小企業です。他の大企業の猿真似をしていても勝てる道理はありません。そしてこの「誰もやっていないこと」を見つけだすのが、糸井重里さんの能力なんだろうと思います。インタビューで東京糸井重里事務所CFOの篠田さんがこう述べています。

ポーター賞企業に学ぶ、ライバルに差をつける競争戦略:初志を貫く! 広告で収益を上げない東京糸井重里事務所 (2/3) – ITmedia エンタープライズ

私が入社してこの秋で5年になりますが、それ以前は収益全体を見ている人はいませんでした。それでも好調だった要因の1つに、根っこの部分で糸井が儲けの勘所を逃していないということがあります。それは、誰もやっていないことをやるということです。私たちは小さな会社なので、大企業と同じことをしては存在価値がまったくありません。これは、クリエイターとして成功してきた糸井の経験則に基づくものでした。

やりたくないことは、やらない

誰もやっていない、ウチだからできることを追求してやっていく。そして、やりたくないことはやらない。ただそれを徹底しているだけなのかもしれない。ただ、それを10年以上守り続けていられるのは、スタッフみんなが想いを共有しているという企業としての強さなのかもしれません。

私は今後もほぼ日手帳を使い続けるでしょうし、今後もほぼ日のコンテンツを楽しみに生きていくでしょう。それは、ほぼ日が読者を裏切らないことを知っているから。逆に読者の予想を裏切ったコンテンツを仕掛けてくることはありますが、それは読者の想いを裏切っているわけではない。その塩梅は、きっと糸井さんだからできることなんだろうなと思います。つくづくとんでもない化け物ですね、糸井さんは。

あ、あと個人的にはMOTHERの続編をお願いしたいです(無理でしょうけど)。


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