算数の不可解な問題文から、小説家になろうと決めた話(挫折)。

Web大喜利のアプリ・ボケてを見ていたら、こんなボケを見つけました。

このボケを初めて見たとき私は笑い転げたのですが、このボケ(というかお題がすでにボケ)の意味がわかるでしょうか?

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算数の文章題は、なぜ状況が不可解なのか?

 私は小学生の時点で算数と決別することを早々に決め、それ以来算数〜数学とお互いを必要としない学生生活を送りました。今では立派な文系人間です。九九はできますよ。方程式もたぶん大丈夫です。

なぜ算数と決別したのか?

理由はいくつもあると思うのですが、「確実にこれが原因のひとつ!」と言い切れるものがあります。それが「不可解な文章題」です。

例えばこれ↓

池を周回するだけの兄弟

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みなさんご存知の、池を周回するだけの兄弟です。

もちろん問題の趣旨はわかりますよ。進む速さの違う兄弟が同じ方向に進む際と、逆の方向に進む際で違う追いつく時間から、それぞれの分速を求めようとしていることを。

では、状況から考えてみましょう。

ジョギングしている兄の行動はわかります。ジョギングは大体コースを決めて走るものでしょうし、池の周りを周回していても特に違和感はないでしょう。でも、弟は自転車で何を求めて池の周りを回っているんでしょう?サイクリング?

私の脳裏には、無表情にただ自転車を定速で漕いでいる少年の姿が浮かび、気が気ではなくなります。

この少年はいったい何を考えて自転車を定速で漕いでいるんだろう?

他にもっと楽しいことがあるんじゃないのか?

この兄弟の物語が、私の頭の中でどんどん紡がれていきます。弟をこんなふうにしてしまった家族の姿や、ロボットのように教育を施す学校の姿が次々とよぎっていきます。ああ、なんて不幸な弟なのか!兄はのんきにジョギングしている場合じゃないだろう!

そう、ムダに想像力があったからか、私は問題文の状況に妙に入り込んでしまう傾向があったんです。

水槽に水を注ぐ複数の蛇口

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え、なんなのこの状況?

お風呂?お風呂なの?蛇口がふたつって、どんな家なんだ?

いや、理科室で実験しているのかもしれない。シンクならふたつ蛇口があるかもしれないし。でも同時に水を出したら水圧で出力は弱くなるし、そもそもどれだけ蛇口をまわすかで出る量って違うんじゃ・・・

はい、もう状況確認に必死です。問題を解くどころではありません。もはやシチュエーションホラーじゃないのかと考えだすくらいに状況にのめり込んでしまいます。

同時に自宅を出発しない兄弟 

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ひょっとして、弟がお弁当を忘れて学校に行ってしまったのかもしれない。

確かにその可能性はある。

しかし、一緒に家を出ないこの兄弟には、何か深い溝があるのかもしれない。

可愛がられてばかりの兄に嫉妬している弟は、兄を毛嫌いし一緒に行動するのを嫌がっているのかもしれない。この兄弟のいる家庭はうまくいっているんだろうか。仮面家族じゃないのだろうか。

ふたりの関係を修復するために私には何ができるのだろうか・・・。

秒速1cmの速さで動く点P

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極めつけはこの問題。

・・・なんなんすか、この気持ち悪い「点P」って!

そもそもなんでこのタイプの問題は、決まって点を表すアルファベットは「P」なのか!この図形が何を表しているのかもわからないし、規則正しく動く点Pがどこを徘徊してるのかもっと詳しく書くべきじゃないの?え?

点Pにだって気分によっては、秒速1.2cmとか0.8cmになることもあるでしょう?点Pだって生きているんだから!これだから個性をなくしてしまう横並び教育はダメだというんだ。もっと点Pの好きなようにやらせてあげようよ、ね、先生!

妄想で過ごした学生時代を経て

まぁ、こんなヒドい感じで小学生〜中学生を過ごし、立派な妄想家に育ちました。

妄想に耽るあまり算数・数学の成績は恐るべき低空飛行を続け、高校2年以降は数学が必修ではないという理由だけで文系日本文化コースという、極めて文系をこじらせた人たちが集まるクラスを選択したくらいです。

この培った妄想能力を発揮すべく、溢れんばかりの才能を活用できる分野を探したところ「小説家」という道を選択するに至ったのですが、残念なことに0から1を産み出す能力に欠けていることに早々に気付き、ストーリーテラーとなる道は断念することになりました。

※このあたりのことは↓の記事で触れています。
人と人とを繋ぐWebサービス 『コーヒーミーティング』 利用レポート⑸ ・12/15 “コーヒーミーティングフェス”に参加して、今までと違うペルソナを見いだした話。 – ヘンテナブログ

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幸いこの妄想力の強さが、すでに存在する物語や人そのものの面白さを膨らませることには上手く活用できることを知り、インタビューライティングをしていきたいという夢を持つことができたので、あながちあのブラックな学生時代も悪くなかったなという想いも多少あります。

ただ、もっと素直に問題を解ける人であれば、成績は上がり、親には褒められ、自信がついて目が輝き、まるで進研ゼミを受けた奴のように何故かスポーツも出来るようになり、同じクラスの女の子にも一目置かれ、教えを請われるようになり、チヤホヤされ、バレンタインデーには下駄箱がチョコで埋まり、ひっきりなしにラブレターを受け取り、数々の女を泣かせ、入っばかりの軽音部のバンドで大手レコード会社からスカウトにあうもボーカルの自分だけがスカウトされて抜けるわけにはいかないと辞退し、気まぐれで参加したバスケットボールの試合で数々の3ポイントシュートを決め強豪大学から求められるも本気になれないと断り、同じゼミで出会った黒髪の乙女と恋に落ち将来を誓った後、無事に学生のうちに司法試験に受かり、辣腕若手弁護士の道を歩んでいくというバラ色のキャンパスライフを送れたであろうことだけが心残りです、ええ。

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↓妄想話がお好きな方は、岸本佐知子さんの本がオススメです。笑い転げて幸せになれます。


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