【邦楽限定】2014年のベストアルバムを10作品選んでみた。(番外編付き)

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デジタル→現物への回帰

2014年は例年になく音楽CDを購入した年でした。

iTunesで音楽を管理するようになってからめっきり買わなくなってしまったCDですが、ここ2年ほどは、またCDという形のあるものを求めるようになってきたような気がします。

デジタルとさほど金額が変わらないなら現物が欲しいという気持ちと、単純にCDケース+ディスク+ジャケット+帯というパッケージがとても好きなんです。基本紙製品が好きなので、あの正方形のジャケットに愛おしさを感じたりすることもあったり。特に厚手の和紙でつくられていたりすると愛着湧きますね。

そんなわけで、わりとたくさんCDを買いました(といってもレンタルが基本ではありますが)。

そんな中から2014年に発売された音楽CDのベスト10を選んでみたいと思います。ちなみに洋楽は流行を追わないので、今回は邦楽限定です。それでは10位からカウントダウンしていきましょう!

2014年邦楽アルバムベスト10

10位・ゲスの極み乙女。『魅力がすごいよ』

2014年一番話題となったロックアーティストと言えば、やはりこのゲスの極み乙女。ではないでしょうか。

どうせ「すぐに消費されるような流行りの音楽なんでしょ?」と私も最初は思っていました。しかしこのアルバムを聴いて評価は一変、すぐに消費されるどころか、長く語り継がれるような、計算に計算を重ねた確信犯のキャッチーさが練り込まれていて、一瞬にして虜となってしまいました。

極めつけはライブパフォーマンス。バンドをリードするボーカル・川谷絵音のライブ捌きは一級品だと思います。カリスマすら感じますね。だからとにかくライブが楽しい。ただの一発屋アーティストでないことは確かですよ。


9位・ベイビーレイズ『自虎紹介』

ベイビーレイズというアイドルグループの名前は知らなくても、NHKの朝ドラマ・あまちゃんで劇中歌「暦の上ではディセンバー」を歌っていたコたちと言えば知っている人も多いのでは?

その勢いで華々しくヒットするかと思いきや、今ひとつ弾けきれてないのが非常に悔しい。そこらのアイドルよりよっぽど歌唱力もあるしビジュアルも優れているし、ももいろクローバーZが好きな人なら間違いなくハマると思います。そういえばSKE48の松井玲奈はベイビーレイズ好きで有名ですね。

このアルバムは彼女たちのファーストアルバム。代表的なシングルや質のいいナンバーで構成された優等生アルバムですね。

昨年末には日本武道館公演も開催し、2015年からは「ベイビーレイズJAPAN」という非常にダサい名前で活動することが決まっています。デビューから2年で武道館公演にまで辿り着き、次にどこを目指すのか。楽しみです。


8位・清竜人『BEST』

名前の通り清竜人のベストアルバムなんですが、正直この収録順序で聴くことはないと思います。

というのも、清はアルバムを出すステージごとに歌のテイストがまったく違うため、それぞれがコンセプトアルバムとしてつくられているフシがあるんです。なのでシングル曲や代表曲だけをまとめても違和感しか感じられない。

なのでベストアルバムとしての価値はさほど高くないんですが、やっぱり曲単体は本当に素晴らしい。特に「痛いよ」「ALL MY LIFE」あたりの清の美声はリアルに泣けます。清竜人の入門にふさわしいとは言えませんが、代表曲をとりあえず聴いてみたいなら選択肢としてはありかなと。

変貌の激しい清ですが、現在は清竜人25というアイドルユニットで活動しています。何があってこうなったのかファンはついていくのに必死なんですが、このアイドルユニットがまたいい出来なんですよ。アルバムが出るかもしれない2015年、ランキング上位入りは間違いなさそうです。


7位・tofubeats『First Album』

tofubeats(トーフビーツ)という若干24歳のトラックメイカーがクラブミュージック界隈を揺るがしています。

ハードオフやブックで叩き売られている安価な音源を大量購入し、それらをパソコンでリミックスしインターネットで公開したことから、そのスキルと楽曲のクオリティの高さが業界の目に止まり、あっという間に時代の寵児となりました。

彼の凄さは共演者の質で測れます。森高千里を筆頭に、藤井隆、RIPSLYMEのPES、東京女子流の新井ひとみ、新聖かまってちゃんのの子など、錚々たるメンツとフューチャリングしているんです。

初聴の段階から体が揺さぶられる快感、このファーストアルバムでは1曲目から最後まで絶え間なく味わえます。クラブ系ミュージックでは2014年ダントツにクオリティの高いアルバムですね。


6位・水曜日のカンパネラ『私を鬼ヶ島に連れてって』

水曜日のカンパネラは2014年、最もアバンギャルドなアーティストだったと言っても過言ではありません。

その衝撃から当ブログでも以前に単独記事にしたくらいですが、とりあえずはまずヒット曲の「桃太郎」を聴いてみてください。

美しいメロディーに乗るのは奇妙奇天烈なフレーズ。そもそもこれは「歌」なのか疑問に感じるところはありますが、一回聴いたらサビの「きっびっだーん」が耳から離れなくなるのは間違いありません。

2015年、間違いなく大ヒットするであろう水曜日のカンパネラ。このアルバムは必聴です。


5位・チャラン・ポ・ランタン『テアトル・テアトル』

2014年にめでたくエイベックスからメジャーデビューした、私がイチオシするアーティスト「チャラン・ポ・ランタン」。昨年一番ライブに足を運んだのもこのチャラン・ポ・ランタンでした。

彼女たちの音楽ジャンルが何なのかよくわからないんですが、サーカスミュージックとでも言えばいいのでしょうか?アコーディオンを弾く姉の小春と、信じられないくらいの声量を持つ妹のももによる姉妹ユニットで、ライブではトランペットやサックスを交えたバンド編成で行なわれることも多いんですよ。

チャラン・ポ・ランタンの音楽はとにかく楽しい!音楽としてのクオリティの高さはもちろん、女芸人も唖然とするトークの上手さやライブパフォーマンスはもはや総合芸術クラス。

メジャーデビューアルバム「テアトル・テアトル」に感激した方は、ぜひライブに足を運んでみてださい。彼女たちの真髄はライブ現場にありますから。


4位・高橋優『今、そこにある明滅と群生』

うつ病で苦しんだ時代の私を助けてくれたアーティスト・高橋優。私の心に巣食う闇を払ってくれたのは、うわべの優しさでできた歌などではなく、自らも苦しんだことを赤裸々な言葉で音楽に乗せる高橋優の熱い歌声でした。

彼の歌でどれだけ泣いたか、数えきれません。2014年に発売された最新アルバム「今、そこにある明滅と群生」も相変わらず素晴らしい出来でした。今までのアルバムで感じた「怒り」や「憤り」よりも、平凡な日常に潜む「本当に大事なこと」に目を向けた曲が多かったように思います。

特に心に染みたのは、映画「東京難民」の主題歌にもなった『旅人』。映画も素晴らしかったですが、この曲のマッチぶりには心底震えましたね。未見の方はぜひどうぞ!オススメです。


ここで一息、ランキング入りを逃した次点の紹介

駆け足でランキングを紹介してきましたが、ここで一息。
今回ランキング入りを惜しくも逃した2作品をご紹介します。

次点・赤い公園『猛烈リトミック』

ひとつめは赤い公園『猛烈リトミック』
新世代のガールズロックバンドとして確固たる地位を築くきっかけとなった最新アルバムがこちらですね。

フロントマン・津野米咲(つの・まいさ)の音楽的才能が抜群に発揮されています。数あるアルバムランキングでもこれを取り上げているところは多いようですね。何気にSMAPにも楽曲提供しているんですよ、彼女は。

次点・東京女子流『KILLING ME SOFTLY』

もうひとつは東京女子流の『KILLING ME SOFTLY』
アイドルユニットとして有名な東京女子流ですが、本作を含め最近の活動方針は脱アイドル。2015年からはアイドル誌やメディアへの露出をやめ、アーティスト路線へと向かうことが発表されています。

数多いるアイドルユニットの中でも楽曲のクオリティには定評ある東京女子流。彼女たちの進む道が、後輩アイドルたちの道標となるかもしれません。このアルバムも、東京女子流の本質が感じられる傑物となっています。

いよいよベスト3の発表!

3位・チームしゃちほこ『ひまつぶし』

やってきましたベスト3。栄えある3位は天下のももいろクローバーZを有するスターダストプロモーションが誇る、名古屋生まれのアイドル・チームしゃちほこ「ひまつぶし」

ふざけた名前のしょうもないアイドルと言われかねないのは重々承知しています。しかし彼女たちの楽曲センスは尋常ではありません。正確には、彼女たちに曲を与える側の人たちの遊び心がハンパではありません。

「キャピキャピしててカワイコぶってればいいんでしょ?」みたいな要素は微塵もなく、高らかに東京から名古屋への首都移転を歌う「首都移転計画」、お膳立てされたステージでイケイケな波に乗っかってますと潔く言い放つ「そこそこプレミアム」、千原ジュニアが作詞したトリビアや小ネタで構成された曲「んだって」、ピアノによるメロディー以外をメンバーが良い意味でヘタなボイスパーカッションで奏でる「赤味噌Blood」など、遊び心しかない曲ばかり。

かと思えば、ゲスの極み乙女。のフロントマン・川谷絵音が作詞作曲した「シャンプーハット」という名曲もあり、音楽制作集団SUPA LOVEの浅野尚志によるキーナンバー「抱きしめてアンセム」「トリプルセブン」「乙女受験戦争」という、アイドルらしい曲もしっかり備えているんですね。

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また、チームしゃちほこのキモはダンスにあり、前述のキーナンバーがその部分を主に支えています。ライブでファンとともに踊るのがもはやデフォルトになっていて、しかもその一体感は異常と言えるほど。「一緒に踊れるゆるゆるアイドル」というポジションを築き上げました。

彼女たちがたったメジャーデビューからたった2年で日本武道館を満席にしてしまうほどのアイドルに育ったのは、彼女たちを取り巻くオトナたちの支持あってこそ。これからのアイドルには、何か異質な要素を与えられるプロの音楽家がつかなければヒットは望めないのかもしれません。

そんなオトナたちの遊び心と、何でも吸収してしまうチームしゃちほこの万能性が活かされた名曲揃いの「ひまつぶし」。ぜひ、アイドル嫌いの方にこそ聴いてもらいたいですね。


2位・青葉市子『0%』

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天才的言語感覚とギターテクニックを備えたシンガーソングライター・青葉市子
彼女の歌に初めて出会ったのは3年前。何気なく訪れた下北沢のライブスペースで聴いた「不和リン」という曲に心を奪われました。

クラシックギター1本と歌声のみ。そんなシンプルな構成とは思えないほどその音楽的世界観は豊潤で、包み込まれるような温かさと突き放されるような鋭さを兼ね備えた、他に代替する者のいないオンリーワンな存在です。

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このアルバムはデジタル専売で、パッケージ販売はありません。渋谷のライブハウスWWWで行なわれた前衛芸術家の飴屋法水とコラボレーションした伝説のライブを音源化したものです。私はこの時運良く最前列でライブを観ることができ、そのライブパフォーマンスに魂を揺さぶられたことを、今となってもありありと思い出せます。

私の人生観を変えたライブの音源、それは宝のようなもの。このライブアルバムは一生聴き続けるだろうと確信しています。

元々は青葉市子の曲ではありませんが、もはや彼女の代表曲となった『機械仕掛乃宇宙』。その圧巻のライブパフォーマンスはYouTubeにアップされていますので、ぜひご覧になってみてください。12分に及ぶ大作ですが、終わりが近づくのが惜しくなることうけ合いです。


1位・BABYMETAL『BABYMETAL』

1位は2014年、日本だけではなく世界中を席巻したヘヴィメタル×アイドル=BABYMETAL(ベビーメタル)のファーストアルバム『BABYMETAL』。

2月とかなり前半に発売されたアルバムながら、このアルバムが今年のベストアルバムになるのは間違いないなとそのころから確信していました。改めて2014年を振り返ってみましたが、やはりBABYMETALの衝撃を超えるものはついぞ現れなかったなということですね。

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アイドルは様々なジャンルと親和性が高いことは有名ですよね。例えばロック×アイドル=ベイビーレイズ、ヒップホップ×アイドル=リリカルスクール、果ては釣り×アイドル=つりビットなんてのも存在します。

ありそうでなかったヘヴィメタル×アイドルというところに目をつけたのも凄いし、歌詞にはきちんとアイドルらしさを残しつつ音楽性はヘヴィメタルの重厚感を保つという、絶妙な塩梅も成功の秘訣なのでしょう。

2014年に巻き起こったBABYMETAL旋風は主に海外で猛威を振るいましたが、2015年は「日の出ずる処」での活動がメインとなると発表がありました。これはつまり、国内での活動がメインになるということに他ならないはず。

ということで2015年もBABYMETAL熱は続きそうですね。今年もBABYMETALを愛でていこうと思います!


総括

いかがでしたでしょうか?そういえばそんなアルバムもあったなぁ〜なんて思われたかもしれませんね。

やはり生活に音楽は根付いていて、いつどんな曲を聴いていたかって結構覚えているものだなと振り返っていて感じました。異論はあるでしょうけれど、個人的なランキングなのでそこはご容赦を。

この記事を読んで、私の好きなアーティストやアルバムに興味を持ってもらえたら至上の喜びです。いくつかはお貸しできるので、もし興味が湧いたらご一報くださいね。

そしてぜひ、みなさんのベスト10をお聞かせください(・∀・)!

seiya fuchigami

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