『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 マネーとドラッグ、狂乱のセックス・・・超絶肉食獣に扮するディカプリオの怪演に酔う。

ウルフ・オブ・ウォールストリート

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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』1月31日(金)より全国公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マシュー・マコノヒー、マーゴット・ロビー、ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー、ジョン・ファヴロー、カイル・チャンドラー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

(c) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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これぞ狂乱の「エンターテイメント」!

「字幕」という映像に集中できないシステムが苦手で、かといって吹き替えで観るのはジャッキー・チェンとピクサー作品以外許せない私はあまり洋画が得意ではないのですが、先日コーヒーミーティングで知り合った方と話をしている際にこの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の話で盛り上がり、興味が湧いて観にいくことになりました。

正直あまり期待せずに観たのですが、あまりに突き抜けたエンターテイメントぶりに心が揺さぶられ、それ以来心に肉食獣が宿るようになった気がしています。

簡単にストーリーを説明すると・・・

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ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は、1980年代~90年代にかけて“ウォール街のウルフ”と呼ばれ恐れられた、実在するブローカーの栄枯盛衰を描いた物語。

人一倍の野心を抱えたジョーダンは、22歳の時にウォールストリートのある投資銀行に勤めはじめる。ランチにマティーニをあおりながら上司(マシュー・マコノヒー)は、この業界に飛び込んできたジョーダンに成功する秘訣を伝授する。

「1日2回マスターベーションをしろ!」

「コカインをやれ!」

そんな刺激的なコトバを胸にブローカー業を始めようとした勤務初日、株価大暴落によりウォール街が崩壊する”ブラックマンデー”に襲われる。絶望的なスタートを切ったジョーダンだが、それまで誰も思いつかなかったアイデアと鮮烈なプレゼン力で、26歳の時に小さく始めた証券会社を、瞬く間にウォール街の象徴となるまでに成長させた。

その後も酒とドラッグ、女とのセックスにかまけながらも年収49億円という巨万の富を得ていくが、マネーロンダリングがFBIに目をつけられ、見るも無残な結末を迎える・・・と思いきや?

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という感じですかね。

マネー・酒・ドラッグ・女・クルマ

こういうアメリカの金持ちを描いた作品には、マネー・酒・ドラッグ・女・クルマが付き物なので、正直目新しさはないかもしれません。莫大な財産をなし得たアメリカ人がすることってこれ以外ないのか!っていつも思いますね。

ただ、それぞれの描写に容赦ないのが本作の特徴!

例えば性描写。R指定の映画なので女性がトップレスなのは当たり前なのですが、ジョーダンのつくった会社内ではセックスが日常的に行われており、仕事をしている同僚の後ろやトイレ、果てはガラス張りで外から丸見えのエレベータ内でまで、くんずほぐれつしているわけですよ。さすがにアレは見えていませんが、いい意味で下品なカメラワークの連続でお腹一杯になってしまいました。

ちなみに劇中で使われるFワード(F××K!ってやつですね)の回数は、ハリウッド映画史上最多の506回だそうです。隙あらばF××K!F××K!言ってる計算ですね。ここまで下品だと、くだらなすぎて笑ってしまうレベル。

そう、笑いの要素も一品なんですよね、この映画は。キッついクスリをキメて完全にラリって地面を這いずるジョーダンの奇行に、観客は爆笑していました。立ち上がれない程にラリッたジョーダンがどうやって車のドアを開けたのか?これはぜひ映画を観て確認してほしい。マーティン・スコセッシ監督がお手上げだったこの難題に対して、ジョーダン=ディカプリオは見事に答えてみせる。

※詳しくは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』レオナルド・ディカプリオ&スコセッシ監督単独インタビューを参照ください。
http://movies.yahoo.co.jp/interview/201401/interview_20140129001.html

ジョーダンは新興宗教の教祖になれる。

個人的にこの映画で一番興味深かったのは、ジョーダンのプレゼン能力の高さ!

学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう『TED』をはじめ、スティーブ・ジョブズや孫正義などの名プレゼンやスピーチが取り上げられることが多い昨今、ジョーダンの卓越したプレゼンテーション能力は非常に魅力的に映る。

一癖も二癖もあるゴロツキどもを一流の営業マンに仕立て上げるために、ジョーダンは新興宗教の教祖ばりに彼らを激励し、煽り、責め、褒め、おだて、蔑み、与え、なじり、賞賛する。映画を観ながら、こんな上司がいたらきっと洗脳されるだろうな…と末恐ろしい気分でいたのが本心です。。

熱量と説得力のあるプレゼンは人を惹きつける。単純なことなんですが、それだけにシンプルに心を捕らえるんでしょうね。映画のラストシーンで魅せるジョーダンの懲りないパフォーマンスにもぜひ注目してほしい。分かってても魅き込まれる、あの悪魔のようなプレゼンテーションに・・・。

なーんにも考えずに、笑い飛ばしましょう!

ジョーダンの気持ちを理解しようなんて考えてはいけません。というか無理でしょう。マーティン・スコセッシ監督自身も、「アメリカ経済に警鐘を鳴らすとともに、金融危機に対する私の不満も含まれている。私は“とてもとても面白い、シリアスな作品”と考えている」と言っているし、ディカプリオも「映画全体が狂気に満ちている。人間の闇に焦点をあて、警鐘を鳴らす物語だ」と語っている。

彼に憧れるのは危険すぎる。

金遣いの荒い成金がバカやっている映画、と思って笑い飛ばすのが健全だと思う。サイコーな映画に違いありませんがね。

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